最新マウンテンジャケットはここが進化!ノースフェイスの新旧比較ガイド

ファッション

ノースフェイスのマウンテンジャケットNP62510(新作)とNP61800(旧作)を比較し、それぞれの特徴がどのように進化したのか、詳しく解説します。

スペック、裏地、メンブレン、ベンチレーション、シルエット、価格など、各項目ごとに新旧の両モデルを見比べていきます。


素材・スペックの違い

NP61800は2018~2024年販売モデルで、表地は150デニールのGORE-TEX(ePTFE)2層構造を採用し、裏地には30デニールリップストップナイロンが使われていました。

これに対しNP62510(2025年新作)は、同じく150デニールのGORE-TEXですがメンブレンを環境配慮型ePEに刷新し、裏地もエンボスタフタへ変更されています。

新作はサステナブルな素材への更新が大きな特徴です。

どちらも防水透湿性や耐久性に優れていますが、NP62510は軽やかな質感とハリ感、強度がより強調されています。

裏地・着心地

旧作NP61800ではリップストップナイロン裏地により、柔らかくしなやかな肌触りが感じられる設計でした。

新作NP62510は耐久性に重きを置いたエンボスタフタ裏地に切り替わり、着用時に少しハリのある着心地です。

ミドラーやスウェットを中に着てもストレスを感じづらい、程よいゆとりのシルエットは両モデルとも共通していますが、質感の好みで選択肢が変わるポイントです。

メンブレン(GORE-TEX)構造の比較

旧作NP61800は従来のePTFE(フッ素系)メンブレン、最新のNP62510は環境対応のePE(ポリエチレン)メンブレンを使用しています。

ePEへの切り替えで環境負荷低減と軽量化が図られるだけでなく、山岳仕様としての高レベルな防水防風性、透湿性は維持されています。

どちらもタフなシーンに応える仕様ですが、将来的な持続性を重視する人にはNP62510が適しています。

ベンチレーション&ディテール

両モデル共通して脇下に大型ベンチレーション(止水ジッパー式)を装備し、熱抜けや温度調節に優れます。NP62510は止水性を強めつつも操作のしやすさが向上。

フロントはどちらもダブルフラップ+マジックテープで雨風の侵入を防ぎ、ZIP IN ZIPやスノーカフ機能、ヘルメット対応フードなど、通年使える拡張性や便利さはしっかり継承されています。

シルエット・サイズ感

デザイン、シルエット面は大きな変更はなく、どちらも身幅・アームホールともに十分な余裕があり、インナーダウンや厚手のフリースもレイヤリングしやすい設計です。

重量と価格

どちらもLサイズで約810g前後と、登山系ハードシェルとして標準的な重さを維持しています。

価格には違いがあり、

NP62510はサステナブル素材や細部改良のため66,000円(税込)、

NP61800は旧来価格の59,400円(税込)

と新作がやや高価になっています。


新旧比較まとめ

  • 新作NP62510は、環境への配慮とさらなる耐久性を重視し、長期間ラフに使いたい方、最新素材に魅力を感じる方に◎
  • 旧作NP61800は、柔らかい着心地やコストバランス重視、在庫があるうちに手に入れたい人向け